双極性障害
双極性障害
躁うつ病の新しい呼び方で、うつ病エピソードと躁病エピソードがみられるものです。
躁症状には幸せいっぱいで最高の気分になり、早口で喋り続けたり、「眠らないでも大丈夫」と過剰に次々と新しい行動をしてまとまりがなくなり、たくさんのお金を必要ない物に使ったりするなどがあります。いらいらして怒りっぽくなったり、仕事に遅刻したり、集中力がなくなって課題を途中で放棄するなど他人に迷惑をかけるようになるなどもあります。今までうつ病と診断されていた患者さんにみられるようになることもあります。また抗うつ薬によって引き起こされることもあります。
うつ症状には気分が落ち込んで、以前ほどなにも楽しめず、する気が起こらなくなり、食欲が落ち、体重が減少し、早朝に目が覚めたり、自殺について考えたりするなどがあります。
うつ病エピソードのほうが期間が長く、回数も多いですが、躁病エピソードに周囲が気付き、本人や医師に伝えることが適切な治療に繋がります。治療には主に気分安定薬を使います。